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危機感がない人に向けて〜AIはフィクションじゃありません

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日本では「誰かに守ってもらう」という発想が定着していますよね。まあ日本に限ったことではないですが、いまだに終身雇用とか言っているのを見ていると、根本は学生時代と変わっていないなあと思わずにいられません。

 

そんな皆さんに朗報です。もうすぐ卒業できます。人工知能(以下AI)が代わりに働いてくれます。人件費は要らないし、たまにメンテナンスしてやれば、彼らは休みなく働いてくれます。

 

固定費が減ったぶん、企業はプロダクトを安く生産できるようになりますから、コンテンツはより安価で市場に出回るようになり、そのぶん収益も減っていきます。企業には学生的発想の人を雇っている余裕がなくなりますから、迷いなくあなたを荒野に解き放つでしょう。

 

まあ身もフタもない話なんですが、20年も経てば、今ある職業の半分は無くなっています。

gendai.ismedia.jp

 

何が起きているのかというと、AIが人間の代わりにやってくれることが増えてきているので、人間の仕事がなくなるわけですね。私の想像する未来では、コンビニにスタッフがいません。商品を店から持ち出せば、顔や生体認識、または埋め込み型のチップなんかと紐付けられた口座情報から、自動的に代金が引き落とされます。万引きなんて起こらないわけです。清掃ももちろんロボットがやってくれますね。

 

それぞれ、AIが顔なりチップなりを分析して個人情報と照らし合わせ、口座から代金を引き落とすわけです。また、清掃はすでにルンバなどが家庭などで活躍していますが、彼らもセンサーで部屋の状況を把握し、掃除が終われば、勝手に充電器のほうへ戻っていきます。

 

弁護士の仕事のひとつである「過去の判例を探す」というのはもうAIがやってくれますし、医者が「診察結果から病名を割り出す」というのも、AIが「人間の医者」より高精度にやってくれます。読唇術では、それ専門の人間より四倍近くも正確に読み取るそうです。

 

ちょっと前に、こんなのが話題になりましたね。

 

www6.nhk.or.jp

この番組はかなりヒドかったというか、まあ履き違えているところがありますから、散々な言われようだったのは仕方ありません。

 

番組内で言われている「40代男性のひとり暮らしが日本を滅ぼす」やら「少子化を食い止めるには結婚よりも車を買え」は、AIがその相関関係を見つけたということでしょう。たしかに、データの分析はAIのほうがずっと優秀ですから、それは彼らに任せればいいです。

 

しかし、データ分析から因果関係を見つけるのは人間の仕事で変わりません。AIの見つけた相関を、あたかも彼らが新たな因果関係を見つけたかのように言い換えるのは、何か筋が違うと思いませんか。必要なのは、その相関から新たな解決策を見つけることであって、無理に因果関係を表したような言い方をする意味が分からないのです。

 

もちろん、視聴者が「そんなこと言うのは不謹慎だ」みたいなことを言うのはさらに筋違いなんですが、番組のコンセプトとして、というか、人間のAIとの付き合い方が間違っています。

 

まあ何が言いたいのかって、私たちは今ある職をAIに奪われても、新しい職を見つければいいのです。「AIがこうするなら、こんな仕事が必要だ」という発想が必要です。間違っても、AIと競争しようとしてはいけないし(負けます)、そのためにも、某番組のようにAIの可能性を見誤ってはいけません。

 

という感じで、これからもちょくちょくAIネタをはさんでいくと思います。よろしくお願いします。