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海賊版サービスのユーザーにならないほうがいい3つの理由

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「○○(無料海賊版サービス)使ってるよ!」なんて、得意げに告白してくる人がいるが、正直いってやめたほうがいい。何たって海賊版ユーザーはレベルが低いからだ。自分の信用に傷がつく。無料(違法版)コンテンツを楽しむことが許されるのは(ダメだけど)、親の理解がない子どものうちだけで、そうでない人は、ストリーミングサービスを利用すべきである。その理由は、順を追って説明していく。

 

 

1.海賊版ユーザーは「にわか」以下の“スネかじり”である


私であれば、「この人は、好きなものに金を払わずに済む範囲のユーザー(ファン)でしかない。クリエーターを応援する気はなく、自分の時間をつぶすことができれば満足なのだろう」と、その人を「タダのユーザー」としてカテゴライズする。さらに、彼らから有益な情報が得られることはないだろうと割り切ってしまっている。

 

考えてみてもほしいのだが、わざわざお金を払っているユーザーというのは、無料の範囲では物足りないから課金している場合がほとんどだ。その積極性をもってコンテンツを消費している人と、無料の海賊版で時間をつぶしている人であれば、どちらがそのカルチャーに精通しているのかは明らかである。


そのジャンル内ではバカにされる「にわか」でさえ、多少はコンテンツに金をかけている。彼らは継続的にファンでいることで「ガチ勢」に昇格する可能性はあるが、海賊版のユーザーにはその見込みもない。いわば「タダのユーザー」は、そのジャンルを支えている「にわか」と「ガチ勢」の“スネかじり”でしかないのだ。

 

 

2.海賊版ユーザーは食わず嫌いである


私は食わず嫌いが好きではない(ややこしい)。私自身もそうならないように意識している。


無料ユーザーに特徴的なのは、有料サービス(ストリーミングサービス)を使ったことがない故の閾値の低さだ。有料のストリーミングサービスは、いちどでも利用してみれば、そのクオリティの高さにわくわくするし、いったん無料ユーザーに戻ったとしても、その不自由さに決して満足できなくなる(私もそうだった)。


つまり、彼らが有料サービスを使おうとしないのは、今まで有料サービスを使ったことがない、食わず嫌いだからである可能性が高いと思うのだ。彼らほどつまらない人種はいない。やってもいないことを否定している人から、何か新しくて面白い話が聞けるはずがないだろう。


Spotifyの例を見てみよう。これは無料版と有料版(月¥980、年間契約で¥9,800)のどちらも使えるようになっている。高いと思うかもしれないが、使ってみると止められなくなる。


まずはその高音質におどろく(ビットレートは自分で選べる)。また、多くの場合は楽曲と連動して歌詞を見られるようになっていたり、さらにアプリ内のイコライザをいじることで、ジャンルごとにベストな調整ができるようになっている。もちろん、無料版ではうるさかった広告も流れない。


それに何と言っても、Spotify側が用意している無数のプレイリストを聴くことで、自分の聴く音楽の幅がどんどん広がっていくのが刺激的で楽しい。一生かけてもすべてを聴くのが難しいほどの数を用意しているのだから、いろいろと聴いてきたつもりでも、まだまだ知らない曲があるのだと実感させられる。


これらはすべて有料版の機能だが、Spotifyの無料版と有料版の比較というよりは、違法サービスと正式サービスの違いとして考えてほしい。こうした体験は、後者だからこそできることだ。違法サービスであれば、音質が安定しなかったり、歌詞を連動させてくれることもなく、イコライザをいじることもできず、毎日新しい音楽に出会える機会も用意してくれない。


1.にも通ずる話だが、自分の貴重な時間を消費する時に、「無料の体験」で済ませてしまう人から、一体どんな面白い話が聞けるだろう。無料で体験できる範囲はとても狭いのだ。本人はそれで満足しているかもしれないが、周りの人は「こいつの話つまんね」と思っている。なかなか話が広がらないのだからしょうがない。いや、本当に。

 

 

3.海賊版ユーザーは無責任である


また、違法サービスの利用は、そのカルチャーの持続性を損なう行為だ。当然ながら、Spotifyなどのサービスを利用すれば、アーティストはその再生回数に応じた収入を得られるようになっている。

 

趣旨は違うものの、このエントリーには、アーティストから明かされたというデータが示されている。

音楽ストリーミングは稼げる?収益性は今のところ1再生0.2円~1.3円 | バン活! ーバンドで稼ぐ、ロックに生きる-

 

100万回再生で得られる利益は…


YouTube→約7万6千円

Spotify→約48万4千円

Apple Music→約81万4千円

Tidal→約138万5千円

Amazon Music→約44万5千円


(中略)


これを1再生で換算すると、

Spotify 0.4円

Apple Music 0.8円

• Tidal 1.3円

Amazon Music 0.4円


ストリーミングサービスのおかげで、ユーザーは割安でコンテンツを利用し放題、その分、実力あるクリエーターにはしっかりと収入として反映される、という連鎖が起きている。もはや、彼らの収入源のひとつとして成立しているのだ。


しかし、海賊版のサービスが蔓延るとどうだろう。ガチ勢が急に無料ユーザーになるとは考えられないが、新規ファンを減らしてしまう可能性は十分にある。別の見方をすれば、新しく「閾値の低いユーザー」生み出してしまうのだ。


将来的にお金を使ってくれるはずのファンが減るのだから、ストリーミングサービス以外にも、クリエーターの収入減はどんどん失われていくだろう。そうならないためにも、違法サービスは利用されるべきではないし、もし利用していたとしても、決して周りに勧めてはならないのである。


違法サービスの利用は、ポイ捨てや水の出しっぱなしと変わらない、無責任な行為である。本当にそれが好きなら、そのカルチャーの継続と繁栄を願って、積極的に課金してのめり込み、応援していく姿勢を見せるべきだろう。できることなら周りも巻き込んで。

 

 

以上の理由から、私は海賊版サービスは撲滅されるべきだと考えるし、そのために利用もすべきではないと思っている。できることなら、ストリーミングサービスを使っていこうと周りに勧めていってほしい。

 

なお、私が今はまっているのはAmazon Music UnlimitedとNETFLIXだ。音楽に関しては、新しい曲との出会いを重視しているので、Amazonのサービスでも差し支えないと思い(シナジーもあるし)、Spotifyを解約した。ネトフリに関しては、Prime Videoでは満足できなかったから加入して、見事に大ハマりしたというだけだ。参考までにどうぞ。

 

今日はこの辺で。

 

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