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「歳取ると時間すぎるの早いよ〜」に陥らないために

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 歳を取ると、時間の経過を早く感じる人もいれば、そうでない人もいます。どうしてそのような差が生まれるのでしょう。単純な話、過ごす時間の密度が違うからです。

 

時間の経過を早く感じる人は、過ごしている時間の密度が低いんです。どれだけ忙しく働いていても、それが手慣れた作業であれば、振り返ったときに印象に残りません。慣れたことをしていれば、時間がゆっくり流れているように感じられますが、終わってみれば「何もしてなかったなあ」という感想さえ抱くでしょう。

 

人は年齢を重ねるほど、チャレンジする機会を失っていきます。身についた習慣を手放し、自分から新しいことを始めなければならないのですから、それは面倒なことです。そして、面倒なので同じことをし続けます。

 

同じことばかりをしてきた人に、「こんなこと始めるけど、一緒にやらない?」とは声がかかりません。だって、今まで面倒でそこに居続けているんですから、声をかけても付いてきてくれる可能性は低いです。同じことを繰り返してきた人ですから、パートナーとしての能力にも不安が残ります。新しいことを始めるのに、やってきたことが役立つとは限りませんからね。だからチャンスが減っていくんです。

 

「昨日も同じ作業、今日も同じ作業」では、作業中に考えていたことは忘れています。残るのは、「昨日も今日も同じ作業をした」という認識だけです。最終的には、「今年はずっと同じ作業をした」となりますね。「もう年越しか」。これが歳を取るほど時間の経過が早く感じられるワケです。

 

では逆に、密度の高い時間を過ごしている人はどうなのか。もちろん彼らは、新しいことをし続けています。挑戦といえば企業、企業家といえばホリエモンということで、彼の『多動力』からスケジュールを引用してみましょう。

 

4月28日(木)テリヤキアプリのミーティング→HIUの法人会コンサルティング→銀座で美容室→ホリエモンチャンネルの生放送→ディナーはそばのフルコース→1件だけ飲みに行ってから、漫画家&ミュージシャンチームで「バンカラ」へ。

4月29日(金)キッチンスタジオでWAGYUMAFIAのシンガポールイベント用のマンゴーおはぎの試作会→ニコニコ超会議へ。歌舞伎の隈取りメイクをフェイスペインティングコーナーでやってもらい、ホリエモンチャンネルの生放送→言論ブースのゲスト出演→千本桜の歌舞伎観劇→30分間のランニング→イタリアンでディナー→羽田空港からシンガポールへ。

 

『多動力』より

 

 

新しいことをすれば、経験したことの一つひとつが印象に残ります。

 

楽しければ時間はあっという間に過ぎて、でも振り返れば「新しいことに挑戦した」という客観的な事実が残ります。ここまでは密度の低い生き方と同じですが、チャレンジャーは加えて、「そこで何を感じたのか」という主観的な事実を得ます。主観的な事実は心を動かされた証拠ですから、それが多いほど充実していたを感じるのも納得できます。

 

もちろん、濃い時間を過ごすことが楽しいとは単純には言い切れません。あちこち移動していたら、安心する暇がありませんからね。安心は人間やその他の動物も、無意識(本能的)に求めているものです。身の危険を避けるのは、命あるものとして自然な行動でしょう。

 

しかし、本人が楽しいと思っていることに挑戦していると、意外とストレスは感じません。人間は何かに夢中になっているときにエンドルフィンを分泌しますから、脳が疲れを感じづらくなっているのです。

 

安心を求めて暮らしていると、ナワバリを守る生き方になります。そうなると、自分の心を動かすのはナワバリを侵そうとした存在になります。

 

どういうことかと言うと、好きなものを求めて動けば、好きなものに感動しますが、自分が動かなければ、ナワバリに何が来るかわからない状態で待つことになります。来るのは、もしかしたら好きなものかもしれないし、安心を脅かす存在かもしれない。そして、ナワバリに入り込んだ異物(=嫌いなもの)をすぐに排除できるとは限らない。そりゃストレスも溜まりますね。そのストレスな存在が心を動かす人生です。

 

もちろん、なんでも新しければいいわけではないですよ。やらざるを得ないこと、たとえば食事や歯磨き、入浴や睡眠にニュースチェックといった日々の習慣です。それは積極的に効率化しましょう(まあ食事は新たな挑戦になり得ますが)。

 

その“どうしても必要なこと”を効率化して余剰時間を捻出し、チャレンジすることに費やせばいいのです。小さなことでも構いません。ニュースチェックをさらに効率化するために、新しいアプリを漁ってみるとか。転職したいのなら、新たな職のためにスキルを磨いてもいい。

 

仕事を辞めるのは大変だというなら、日々の習慣と同じく効率化してしまえばいい。終業時間にすぐ帰れるようにして、プライベートな時間を持つ。あとは読書なり映画鑑賞をして新たな経験としましょう。旅に出るのもいいですね。終業後にフラッと出かけられる程度でも、休日に思い切って遠出するのもいい。そのためには“やらなければならないこと”を休日に後回しにせず、普段からこなしておくことです。家事代行サービスを使うのもアリですね。

 

インプットだけでは飽きてくるから、ブログを書くなり、作曲してみるなり、絵を描いてみるなりと創作活動をするのもおすすめです。ゼロをイチにする過程では、人はある時点でどうしても夢中になってしまいます。それは楽しい時間を過ごしている証拠であり、また何かを生み出したという充実感も得られます。

 

とにかく新しい体験をすることを念頭に置きましょう。夢中になれば時間はあっという間で、でも振り返ってみれば、過ごした時間の濃さに気づきます。そのためには、頭や金を使って時間を捻出することです。

 

「気がついたら、もう30だ」、「もう40になるのか…」という、ある意味で達観した生き方と、「20台ではこんなことをした。次はどんな挑戦をしよう」というわくわくする生き方と、どちらがいいですか。

 

言っておきますが、どうせ終身雇用なんて保証されていません。そんなものはバブル期の幻影です。これからは、挑戦し続けられる人じゃなきゃ生きていくのはツラいでしょう。技術進歩が激しいですから、求められる能力も刻々と変化します。同じ仕事にしがみついていた人がAIに職を奪われ、途方に暮れる姿が容易にイメージできます。「俺にはもうこれしかないから…」は通用しません。無慈悲にも、AIはその唯一の仕事を奪っていくでしょう。

 

同じことをし続けるのは、受け身な生き方です。誰かに雇ってもらい、雇用者の言われたとおりに動いて、その対価として金をもらう人生です。逆に自分から何かを始める人は、その挑戦が誰かの役に立ち、その報酬として金をもらう生き方になります。

 

思い立ったら即行動しましょう。チャレンジをしながら生きていくには、若いうちから挑戦し続けて、挑戦することに慣れておくこと。歳を取ってからでは腰が重過ぎて、「これしかないから…」と謙虚なフリした言い訳がはじまります。みっともないから止めましょう。

 

長くなりましたが、今日はこの辺で。

 

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